クラッチのジャーダー振動防止ワッシャの販売
以前にも広告しましたけど、最近ご注文がありまして確認の意味で再紹介です。クラッチをセクション内で半クラッチをガンガン酷使すると、クラッチから異音と異振動が起きてきまして、これを「クラッチのジャーダー」と申します。
ガスガスやシェルコやスコルパのようなダイアフラムのクラッチは、クラッチコルク板とクラッチ鉄板を抑えているのが「1枚の大きな皿バネ」です。このクラッチは「クラッチのジャーダー」は機構状出てきません。
ですが、ホンダやBetaやヤマハは、いわゆる単純な「巻き巻きスプリング×6本」で押さえつけており、この「巻き巻きスプリング」は長さが長いので、押さえたり緩めたりしている時にどうしても横振れの振動を起こします。これが「クラッチのジャーダー」の原因です。
Beta全車種とSY125Fのクラッチスプリングは、写真の下のスプリングの横にあるワッシャとボルトのように、単なる平ワッシャで押さえています。これだと平ワッシャとスプリングの接触部分がわずかに移動して横振れを起こし振動が増幅して「クラッチのジャーダー」が出てきます。
だったらスプリングの下側は最初から固定されていますので、上側も固定したらいいのじゃないかというアイディアを出したのが、元BetaMotor社員でありレース部部長のボジ.リカルドというメカニック。当然今はもう、定年退職なされていまして、その息子のミケーレというのがTOP.TRIALというブランドでトライアル用用品の販売会社を立ち上げて、ポジはその息子の会社で定年後もメカニックをしているといういきさつ。
このジャーダー振動防止ワッシャって、単に「スプリングの外周を押さえ込んで、横ずれしないようにしただけ」ですが、これが絶大な効果があるのです。はい、ポジさんがアイデァを出した時にはBetaMotorの社員だったし、6本セットで売ってもいくばくの儲けもないんで「特許や商表登録」もBetaMotorはせずに放し飼い。だから誰が作って売っても問題ないわけ。
日本にこの商品性能を持ち込んだのは、はいイチローさんです。当初は秘密にしていたんですが、ブラック団全員がBetaに乗っていて、全員にこの「クラッチのジャーダー防止ワッシャ」を配布いたしますと、誰とは言いませんが、やっぱり「こんなん使っている」と自慢して秘密が漏洩バレてしまいました。今ではパクられて商品として、どこかのお店から同じものが販売されています。
イチローさんが旋盤回して手作りで作る無垢のアルミ(YH-75材)地肌むき出しよりも、アルマイト加工されている「敵さん」の方が、性能が同じでも美しいですね。で、値段で勝負です。
◎Beta用テクノ.Rev3、Evoのどの種類でも6個(クロモリ皿ボルト付き)→5,000円(税別)
◎SY125F用4個(クロモリ皿ボルト付き)→3,400円(税別
◎送料は全国どこでも一律→250円
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株式会社黒山レーシング:部品製作室/黒山一郎